「安く使えるホームルーターはどれなの??」
「どれだけ性能が良くても高すぎたら使えないなあ…」
コンセントに挿すだけでかんたんにネット環境を構築できるホームルーター。
その手軽さからホームルーターの導入を考える方も多いのではないでしょうか?
前までの「ホームルーターは速度が遅い」というイメージも最近ではだいぶ払拭され、いまやホームルーターでも快適にネットを楽しめるようになってきています。
通信品質が改善され、ホームルーターの契約を意識したみなさんにとって次に気になるのは「料金」ではないかと思います。
いくら高品質な回線でも料金が高すぎたら契約するのは厳しいですよね。
というわけで今回はみなさんに、各ホームルーターの料金プランと販売代理店を徹底比較して「もっともお得なホームルーター」を紹介します!
ホームルーターの購入の参考にしてください!
今回比較するホームルーターはこれ!
今回比較するホームルーター回線は次の3つです。
- ドコモhome5G
- ソフトバンクエアー
- WiMAX
各ホームルーターについておおまかに説明しておきます。
ドコモhome5G
「home5G」は通信大手のドコモがホームルーター業界に参入したことで大きな話題になりました。
home5Gの特筆すべき点は「通信品質の高さ」です。
ソフトバンクエアー、WiMAXと速度を比較した表を見てみてください。
回線 | ドコモhome5G (HR01) | ソフトバンクエアー (Airターミナル5) | WiMAX (Speed Wi-Fi HOME 5G L12) |
---|---|---|---|
下り (最高) | 4.2Gbps | 2.1Gbps | 2.7Gbps |
下り (平均) | 201.2Mbps | 74.5Mbps | 43.4Mbps |
上り (最高) | 218Mbps | 非公表 | 183Mbps |
上り (平均) | 22.6Mbps | 7.3Mbps | 7.2Mbps |
ping値 (平均) | 55.0ms | 40.3ms | 77.8ms |
ジッター値 | △ | ○ | △ |
赤字の項目でドコモhome5Gが圧倒しています。
正直、性能だけで言えばhome5G一択だと思います。
ping値とジッター値はそこまで良くありませんが、これはホームルーターの性質上ある程度は仕方のないものです。普通に使う分には問題ありません。
home5Gのセット割やオプション料金などについて詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。
ソフトバンクエアー
「ソフトバンクエアー」はホームルーターの先駆者として業界を引っ張ってきました。
ホームルーターを初期から取り組んでいたこともあり、発展途上の技術を体験した利用者からは「ソフトバンクエアーは遅い」というようなイメージを持たれていますが、最新機種の「Airターミナル5」では通信速度の向上がみられます。
今後さらに伸びてくる回線でしょう。
ソフトバンクエアーの強みは「料金の安さ」です。
これについては後ほど説明します。
WiMAX
「WiMAX」は「UQWiMAX」と「UQWiMAXの回線を借りてサービスを提供するサービス事業者」を総称したものになります。
WiMAXの特徴は、WiMAXを扱う事業者の多さによる「料金プランの豊富さ」です。
どの料金プランを選ぶかによって料金が大きく変わるので、慎重に選ぶ必要があります。
これも後ほど説明します。
各ホームルーターの料金プランと販売店
ホームルーターは回線ごとに料金プランが異なり、さらに同じ回線の中でも販売店によって料金が変わります。
なのでまずは各回線の中でお得な販売店はどれかを比較し、次に各回線のお得な販売店同士を比較することでホームルーターの料金比較を行っていこうと思います。
home5G、ソフトバンクエアー、WiMAXそれぞれの販売店の中でお得な販売店を決定する。
1⃣で決定した、home5G、ソフトバンクエアー、WiMAXそれぞれの販売店を比較する。
全回線の販売店の中で1番お得な販売店を決定。
料金比較には「支払総額」と「実質月額」という指標を用います。
支払総額は「支払う金額の合計」から「キャッシュバックや割引分」を引いたもの、
実質月額は「支払総額」を「利用月数」で割ったものになります。
式にすると次のようになっています。
支払総額=(月額料金×利用月数)+(端末代金)+(事務手数料)-(各種割引)ー(キャッシュバック)
実質月額=(支払総額)÷(利用月数)
「支払総額」「実質月額」を用いることで各ホームルーターでは結局いくらかかるのかが分かりやすくなります。
キャッシュバック額や月額料金にとらわれることなく、支払総額や実質月額を意識して選ぶようにしましょう。
ドコモhome5Gの料金
home5Gはいくつかの販売店から販売されていますが、どの販売店でも料金プランや使用される回線は同じです。
では販売店の違いは何なのかというと「キャッシュバック」に違いがあります。
ここではhome5Gの「料金プラン」と販売店ごとの「キャッシュバック」について説明し、「home5Gのお得な販売店」を決定します。
料金プラン
home5Gの料金プランは次のようになっています。
契約期間 | 無し |
---|---|
機種代金 | 39,600円(HR01) |
初回手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 4,950円 |
機種代金割引 | 1,100円×36ヶ月=39,600円 |
月額料金割引 | 無し |
条件付き割引 | 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「ドコモのギガプラン」を契約している家族全員のスマホ月額料金から、永年最大1,100円(税込)を割引。 |
home5Gの料金プランの特徴は「料金プランが分かりやすい」という点です。
home5Gは他の回線でよくある「~カ月間割引」のような期間限定割引がないため、月額料金がずっと変わりません。
「安いと思ったから契約したのに急に値上がりした…」という事態に陥らずに済むので、利用者にとっては分かりやすいサービスだと言えます。
ただ、残念な点を1つ挙げるならば、端末代金割引のせいで実質3年縛りになってしまう点です。
端末代金は、端末代金割引を36か月分受けとって初めて実質0円になります。
仮に契約を24か月で解約したとすると端末代金のうち、1,100円×12か月分の13,200円も自己負担することになってしまいます。
home5Gを使うなら最低36か月は使いたいですね…
販売店
ドコモhome5Gの販売店には、ドコモ公式、ネット販売代理店、量販店があり、それぞれがさらに細かく分かれています。
数ある販売店の全てを紹介していくと混乱してしまうので、今回は特にオススメな3つの販売店だけ紹介させてください。
3つの販売店はこちらです。
- アイ・ティー・エックス株式会社
- GMOとくとくBB
- ドコモオンラインショップ
アイ・ティー・エックス株式会社とGMOとくとくBBはネット販売代理店、ドコモオンラインショップはドコモ公式です。この3つを比較していきます。
販売店 | アイ・ティー・エックス | GMOとくとくBB | ドコモオンラインショップ |
---|---|---|---|
契約期間 | 無し | 無し | 無し |
実質月額 | 4,625円 | 4,542円 | 4,533円 |
支払総額(3年) | 166,500円 | 163,500円 | 163,200円 |
月額料金 | 4,950円 | 4,950円 | 4,950円 |
端末代金 | 39,600円 | 39,600円 | 39,600円 |
端末代金割引 | 1,100円×36か月=39,600円 | 1,100円×36か月=39,600円 | 1,100円×36か月=39,600円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 |
キャッシュバック | 現金15,000円 | アマゾンギフト券18,000円 | dポイント15,000pt |
還元時期 | 回線開通の翌々月 | 振込手続き完了の翌月末日 | dアカウントを発行した月の翌々月 |
手続き 方法 | 申し込み確認の電話のときに口座番号をオペレーターへ伝えるだけ。 | 回線開通した月を含む4か月後に、登録したメールアドレス宛にギフトコードが届く。 | 購入後3か月以内にdアカウントを発行する。 |
特徴 | 手続きが簡単、還元が早い、現金でもらえる。 | キャッシュバックが1番多いが、受け取りに少し時間がかかる。 | 事務手数料が0円。 |
支払総額=(月額料金×36か月)+(端末代金)+(事務手数料)-(各種割引)ー(キャッシュバック)
実質月額=支払総額÷36
なぜ契約年数が無いのに支払総額を3年分にしているかというと、home5Gは36か月間続く端末代金割引があり、3年未満で解約してしまうと端末代金割引が無くなった分だけ損してしまうからです。
ドコモオンラインショップがもっともお得にhome5Gを利用できると分かりました。
dポイントで還元される点やdアカウント統合の手間が気にならない方はドコモオンラインショップがオススメできます!
公式がいちばん安いのは珍しいからびっくり!
料金だけでなくオススメの販売店を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ソフトバンクエアーの料金
ソフトバンクエアーはhome5Gと同様で、いくつかの販売店から販売されていますが、どれも基本的な料金プランや使用される回線は同じです。
ここでも販売店ごとの違いは「キャッシュバック」になります。
ソフトバンクエアーの「料金プラン」と販売店ごとの「キャッシュバック」を説明し、「ソフトバンクエアーのお得な販売店」を決定します。
※代理店で紹介する「モバレコエアー」のみ他の代理店とは違い、ソフトバンクとの契約により独自の料金プランを展開しています。
料金プラン
ソフトバンクエアーの料金プランは次のようになっています。
契約期間 | 無し |
---|---|
機種代金 | 71,280円(Airターミナル5) |
事務手数料 | 3,300円(25歳以下60歳以上は0円) |
月額料金 | 5,368円 |
機種代金割引 | 【月月割り】1,980円×36ヶ月=71,280円 |
月額料金割引 | 【SoftBank Airスタート割プラス】1,188円×24か月=28,512円 |
条件付き割引 | 【おうち割 光セット】 ソフトバンクエアーとソフトバンク、ワイモバイルのスマホをセットで利用すると毎月のスマホ料金から永年1,100円割引。 |
ソフトバンクエアーは契約期間がないですが、機種代金割引が36か月にわたって行われるので、実質3年縛りになります。
ソフトバンクエアーの機種代金はかなり高額なため、36か月未満で解約してしまうと多額の機種残債が発生してしまいます。
ソフトバンクエアー使うなら最低3年は使うようにしましょう。
販売店
ソフトバンクエアーの販売店は数多く存在しています。
全てを紹介すると分かりづらく、中にはオススメできないものも含まれてしまうので今回はソフトバンクエアーを販売する全ての窓口の中から3社に絞って紹介します。
今回紹介するのは
- エヌズカンパニー
- モバレコエアー
- Yahoo!BB
です。
販売店 | エヌズカンパニー | モバレコエアー | Yahoo!BB |
---|---|---|---|
契約期間 | 無し | 無し | 無し |
支払総額 (3年) | 138,036円 | 135,988円 | 143,036円 |
実質月額 | 3,834円 | 3,777円 | 3,973円 |
月額料金 | 5,368円 | 5,368円 | 5,368円 |
端末代金 | 71,280円 | 71,280円 | 71,280円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
月額料金割引 | 28,512円 (1,188円×24か月) | 43,560円 (3,201円×2か月+1,689円×22か月) | 28,512円 (1,188円×24か月) |
端末代金割引 | 71,280円 (1,980円×36か月) | 71,280円 (1,980円×36か月) | 71,280円 (1,980円×36か月) |
キャッシュバック | 現金30,000円 | 現金17,000円 | 普通為替 25,000円 |
還元時期 | 課金開始月の翌々月に入金。 | 課金開始月の翌月末に入金。 | 申込月を含む5か月目以降に自宅に届く。 |
手続き方法 | 申込みの電話時にオペレータ―に口座情報を伝えるだけ。 (申込から3日以内に事前情報登録を完了しないと2,000円減額) | 利用開始月の翌月5日ごろに登録メールアドレスに届くメールから口座情報を登録。 | 特になし。 |
特徴 | キャッシュバックが簡単で評判が良い。 | キャッシュバックが大変。 | 電話がつながりにくい。 |
支払総額=(月額料金×36か月)+(端末代金)+(事務手数料)-(各種割引)ー(キャッシュバック)
実質月額=支払総額÷36
なぜ契約年数が無いのに支払総額を3年分にしているかというと、ソフトバンクエアーには36か月間続く端末代金割引があり、3年未満で解約してしまうと端末代金割引が無くなった分だけ損してしまうからです。
Yahoo!BBがもっともお得にソフトバンクエアーを利用できると分かりました!
Yahoo!BBのキャッシュバックが35,000円なのは3/31までなので、Yahoo!BBで契約したい方は3/31までに契約を終わらせるようにしましょう。
WiMAXの料金
WiMAXには「UQ WiMAX」と「UQ WiMAXから回線を借りた事業者」の2種類があり、それぞれをMNO、MVNOと呼びます。
WiMAXを提供する企業はかなり多く、全部紹介するとややこしいので、今回はオススメできる2社だけを紹介します。
- カシモWiMAX
- GMOとくとくBB
それでは比較を見てみましょう!
サービス事業者ごとの料金プラン
それぞれの料金プランは次のようになっています。
販売店 | カシモWiMAX | GMOとくとくBB |
---|---|---|
契約期間 | 3年 | 3年 |
支払総額 (3年) | 157,680円 | 143,684円 |
実質月額 | 4,380円 | 3,991円 |
月額料金 | 4,455円 | 5,302円 |
端末代金 | 0円 | 0円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
月額料金割引 | 無し | 37,488円 (3,223円×2か月+913円×34か月) |
キャッシュバック | アマゾンギフト券6,000円 | 現金13,000円 乗換の人は20,000円 |
還元時期 | 開通の翌月末までにギフトコードを記載したメールが届く | 手続きの翌月末 |
手続き方法 | 必要なし | 端末発送月を含む11ヶ月目に、申込み時に新規作成された基本メールアドレス宛にキャッシュバックの振込口座確認の案内メールが届くので、期限内に完了させる。 |
特徴 | プラスエリアモードが3年プランなら無料 プラスエリアモードを15GB 利用したら、プラスエリアモードのみ128kbpsに速度制限。 | プラスエリアモードが無料 プラスエリアモードを15GB 利用したら、128kbpsに速度制限。 |
WiMAXではGMOとくとくBBがもっともお得な販売店だと分かりました!
乗換の人はさらに7,000円キャッシュバックが増額になるのでWiMAXのお得感はGMOとくとくBBが圧倒的ですね。
ただ、GMOとくとくBBでプラスエリアモードを15GB 利用してしまうと128kbpsまで速度制限されてしまい、満足に利用することが難しくなってしまうので自分の利用可能エリアはしっかりと知っておく必要があります。
もっとも安いホームルーターは「ソフトバンクエアー」
各回線で最安値の販売店を調査してきました。
これから各回線の最安値同士を比較し、もっともお得なホームルーターを発表します。
結果はこちら!
回線 | ソフトバンクエアー | WiMAX | ドコモhome5G |
---|---|---|---|
販売店 | モバレコエアー | GMOとくとくBB | ドコモオンラインショップ |
契約期間 | 無し | 3年 | 無し |
支払総額 (3年) | 135,988円 | 143,684円 | 163,200円 |
実質月額 | 3,777円 | 3,991円 | 4,533円 |
月額料金 | 5,368円 | 5,302円 | 4,950円 |
端末代金 | 71,280円 | 0円 | 39,600円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 |
月額料金割引 | 43,560円 (3,201円×2か月+1,689円×22か月) | 37,488円 (3,223円×2か月+913円×34か月) | 無し |
端末代金割引 | 71,280円 (1,980円×36か月) | 無し | 39,600円 (1,100円×36か月) |
キャッシュバック | 現金17,000円 | 現金13,000円 乗換の人は20,000円 | dポイント15,000pt |
還元時期 | 課金開始月の翌月末に入金 | 手続きの翌月末 | dアカウントを発行した月の翌々月 |
手続き方法 | 利用開始月の翌月5日ごろに登録メールアドレスに届くメールから口座情報を登録 | 端末発送月を含む11ヶ月目に、申込み時に新規作成された基本メールアドレス宛にキャッシュバックの振込口座確認の案内メールが届くので、期限内に完了させる。 | 購入後3か月以内にdアカウントを発行する。 |
特徴 | キャッシュバックが大変 | プラスエリアモードが無料 プラスエリアモードを15GB 利用したら、128kbpsに速度制限。 | 事務手数料が0円。 |
もっともお得なホームルーターは「モバレコエアーのソフトバンクエアー」であることが分かりました!
各回線の最安値を比較しましたが、3年で約3万円も差がつくのは驚きです。
なお、今回判明した最安値はあくまでも3年間の利用に限定した話なので、期間を変えればお得なホームルーターが変わる可能性があります。
今回の記事を参考に「自分に合ったホームルーター」を探してみてください!
利用期間ごとのオススメのホームルーターを紹介する記事もいつか書きたいな~。
ホームルーターを選ぶ際には、速度制限や対応の良さなどいくつもの判断要素があります。安さにこだわりすぎてホームルーター選びに失敗しないようにしましょう!
ホームルーターの速度比較は次の記事で見ることができます。
ではまた!!