ホームルーター3回線の最速が決定!通信速度の実測値を徹底比較!

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ホームルーター速度比較

「一番速いホームルーターはどれ??」

「一番安定したホームルーターはどれ??」

工事なしで簡単にネットが導入できるホームルーター。ホームルーターの手軽さに魅力を感じ、導入を考える人も多いはず。

ネット回線を選ぶポイントには料金や対応の良さなどもありますが、一番大事なのはやっぱり「速さ」ですよね?

そこで今回はホームルーター3回線を「速度」に絞って徹底比較しました。

ホームルーターの速度について詳しく知りたい方は必見です!

次の記事では、総合的にオススメなホームルーターをランキング形式で解説しています。

この記事で分かること

ホームルーター速度の基礎知識

ホームルーターの速度を比較する前に用語の説明をしておきます。

ホームルーターの速度にはいくつかの要素があるのですが、よく出てくるものは次の4つです。

  • 下り速度
  • 上り速度
  • ping値
  • ジッター値

これらは回線速度を調べる際によく出てくる言葉なので、知らない方はこの際に覚えてしまいましょう。

速度の単位

回線の速度を表すときはbps(bit per socond)という単位が使われます。

これは1秒間にやりとりされるデータ量は何bitかということを表わしています。

1,024bps=1Kbps

1,024Kbps=1Mbps

1,024Mbps=1Gbps  

というように数が大きくなるほど、単位が変わっていきます。

G(ギガ)>M(メガ)>K(キロ)という大小関係を覚えておきましょう。

下り速度

受信速度やダウンロード速度とも言います。

データをダウンロードするときや動画、ネットを見るときに使用される速度のことです。

一般的に下り速度が使用されることがほとんどなので、意識して選びましょう。

上り速度

送信速度やアップロード速度とも言います。

動画を投稿するときやLINEを送信するとき、動画配信をするときなどに使用される速度のことです。

アップロードはダウンロードに比べて使う場面が少ないので、YouTuberや配信者の方以外はそこまで重視しません。

ping値

データのやり取りで生じるラグ(遅延)のことです。ms(ミリ秒)という単位で表されます。

pingが大きいほど遅延が大きく、小さいほど遅延が少なくなります。

オンラインゲームやビデオ通話で遅延を小さくしたい方はpingを重視しましょう。

ジッター値

ping値がどれほどブレるかを表しています。

単位はms(ミリ秒)です。

この数値が低いほどping値の動く幅が小さくなるので、回線が安定していることになります。

これもping値と同様にオンラインゲームやビデオ通話などで重視されることが多いです。

ping値と一緒に確認しましょう。

必要な通信速度の目安

下り速度の目安

できること下り速度
LINE、メール受信~1Mbps
YouTube(360~720p)、ビデオ通話、インスタ、ウェブページ閲覧1~3Mbps
YouTube(1080p~4K)3~25Mbps
オンラインゲーム30~50Mbps
重めのゲーム50Mbps~100Mbps
ゲームガチ勢100Mbps~

25Mbpsくらいあれば4K動画も見れるのでほとんどの人は満足でしょう。

ゲームをするという方は50Mbpsあればプレイは出来ると思いますが、100Mbps以上あるほうが安心かとは思います。

上り速度の目安

できること上り速度
LINE、メール送信~1Mbps
ビデオ通話、写真投稿1~3Mbps
動画投稿、ライブ配信10Mbps
ゲーム配信30Mbps

普段使いなら3Mbpsくらいあればなんとかなります。

動画投稿も時間はかかりますが、実際には10Mbpsもなくても可能です。

上り速度を強く意識するのはリアルタイムの配信のときくらいかと思います。

ping値の目安

できることping値
FPS、TPS、格ゲー~15ms
動きが激しくないオンラインゲーム、ライブ配信15~30ms
普通30~50ms
悪い50~100ms
とても悪い100ms~

普段使いではあまりping値が気になることはありませんが、ゲームやライブ配信の際に意識することが多くなります。

基準となる50msでもゲームをすることは可能ですが、たまにラグが発生することがあるかもしれません。ガチ勢でなくゲームを楽しみたい人なら50msでも問題ありません。

ガチ勢なら正直ホームルーターよりも光回線がオススメです。

>>ホームルーター、光回線、モバイルルーターを比較

ソフトバンクエアーとドコモhome5Gでスプラトゥーン2をやったことがありますが、意外と遅延は気になりませんでした。

ジッター値の目安

評価ジッター値
とても良い~5ms
良い(FPSならここ以上)5~10ms
普通10~20ms
悪い20~50ms
とても悪い50ms~

ジッター値も普段使いではあまり気にすることがありません。

FPSをよくやる方なら意識した方が良いかと思いますが、そもそもホームルーター自体ジッター値があまり高くないです。

ジッター値はFPSプレイヤーにとっては重要な指標なので、ゲームをガチでやる方には光回線の方がオススメ。

ホームルーターの通信速度を徹底比較

ホームルーターの通信速度比較では「回線性能」と「端末性能」の2点をあわせて比較する必要があります。

速度の比較には「みんなのネット回線速度」を参考にしています。

ホームルーターの回線は3種類だけ!

ホームルーターの回線の種類は次の3つしかありません。

  • ドコモhome5G 
  • ソフトバンクエアー
  • WiMAX 

この3つの回線がそれぞれ利用している周波数帯の違いなどが速度に影響します。

各回線で利用している周波数帯は次のようになっています。

通信方式4G5G
周波数
(Hz)
700M800M1.5G1.7G2.0G2.1G2.5G700M3.4G3.5G3.7G4.0G4.5G28G
home5G
ソフトバンクエアー
WiMAX

黄色く塗られた700~800MHzの周波数帯は「プラチナバンド」と呼ばれ、建物などの障害物があっても繋がりやすいのが特徴です。

プラチナバンドの有無がホームルーターの回線速度では重要です。

プラチナバンドを利用するホームルーターはドコモhome5GとWiMAX2つ

ただ、WiMAXは「プラスエリアモード」という有料オプションを利用しなければプラチナバンドが使用できず、使用できても月15GB までしか使えないという縛りがあります。

実質プラチナバンドを自由に使用できるのはドコモhome5Gのみなので、回線の比較ではhome5Gの勝利ですね。

ソフトバンクエアーが遅いと言われる理由はプラチナバンドに対応していないからかもしれませんね…

端末は回線を選べば決まる!

端末については各回線ごとにほぼ決まっているので、″どの端末にするべきか″はあまり悩む必要がありません。

なので今回は、各回線で利用できる端末の最新機種を比較していきます。

最新機種が一番性能が高いので購入するときも最新機種を選ぶようにしましょう。

ちなみに「最新機種って高いんじゃないの、、、?」と思われるかもしれませんが、各回線で利用できる端末は料金が同じことが多く、そもそも端末代が割引などで実質タダになることも多いので気にしなくてOKです。

それぞれの最新機種は以下のようになっています。

回線最新機種
ドコモhome5G HR01
ソフトバンクエアーエアーターミナル5
WiMAXSpeed Wi-Fi HOME 5G L12

これでホームルーターの回線の種類と回線ごとの最新機種が分かりました。

ではさっそく上記のホームルーターを比較してみましょう。

ホームルーターの速度比較

3つのホームルーターの速度を比較した表はこちらです!

スクロールできます
回線ドコモhome5GソフトバンクエアーWiMAX
下り速度(最高)4.2Gbps2.1Gbps2.7Gbps
下り速度(平均)221.0Mbps95.0Mbps54.7Mbps
上り速度(最高)218Mbps非公表183Mbps
上り速度(平均)20.3Mbps9.3Mbps11.0Mbps
ping値(平均)50.4ms40.1ms48.0ms
ジッター値
機種はドコモhome5GはHR01、ソフトバンクエアーはAirターミナル5、WiMAXはSpeed Wi-Fi HOME 5G L12で比較

ジッター値は数値のばらつきが大きく平均値があてにならないので、速度ごとの分布を調べてみました。

ドコモhome5Gは下り速度、上り速度がずば抜けて速いです。他の要素もそこまでひどいものもなく、多くの人がべた褒めするのも分かる結果となりました。

ソフトバンクエアーは回線が遅いことで有名ですが、Airターミナル5になったことで速度がかなり改善されたようです。

ソフトバンクエアーがping値とジッター値は3回線の中で最もよく、安定していました。

WiMAXは速度、ping値ともにあまりよくありませんでした。2/1に撤廃された「3日で15GBの通信制限 」が過去のデータに影響しているのかもしれません。

ソフトバンクエアーが思ったより速くて意外でした笑

回線速度で選ぶならhome5G!

最速のホームルーターはドコモhome5Gです!

圧倒的な速さで他のホームルーターに大差を付けました。加えてhome5Gには速度制限がほとんどないため、心置きなく高速通信を利用できます

いくら速い回線でもすぐに制限されてしまっては元も子もないので、これも大きなメリットとなります。

ソフトバンクエアーも以前より品質がかなり改善されていますが、まだhome5Gには及ばず。

回線の品質を求めたい方はドコモhome5G一択です。

ドコモhome5Gについて詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。

この記事で分かること