【ドコモhome5Gが遅い】速度改善方法を優先度順に解説【設定方法】

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ドコモhome5Gの速度改善方法

「なんだか最近電波が悪い」

「どこに置くのがいいか知りたい」

ホームルーター界で最速と言われるドコモhome5G。その性能にはユーザーから高い評価が寄せられています。

ドコモhome5Gを契約し「これで快適なWi-Fiをゲットできた!」と喜んだのも束の間、実際に使ってみると「あれ?案外遅いかも…」。

ドコモhome5Gの速度でお悩みの方は、本記事で紹介する速度を改善する方法を試してみましょう。

本記事では、速度改善方法を優先度が高いものから順に紹介しています。速度改善方法を実践する場合は、優先度が高いものから試してください。

ドコモhome5Gの通信には、置き場所が大切です。置き場所は「窓際」「高いところ」「水場、家電から遠い」「使用機器に近い」を意識します。置き場所を改善した後は再起動やSSID(周波数)の変更から実行してください。

筆者について

ホームルーター専門ブログ「ホムクラ」の運営者。

ネット回線強者になるべく、勉強しているうちにホームルーターに詳しくなった。

今はネット回線の中でも、特にホームルーターが強いと思っており、このサイトでもホームルーターの説明をしている。

じょー

ホームルーターで悩んでいる方はぜひ見ていってください!

次の記事でドコモhome5Gについて詳しく解説しています。home5Gについて知りたい方はまずは次の記事をご覧ください。

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この記事で分かること

ドコモhome5Gの速度改善方法【優先度高】

ドコモhome5Gの速度改善で優先度が高いものは次の3つです。通信速度で悩んだときは、まずは次の方法で対応してみましょう。

  • home5Gを電波の通りやすい場所に置く
  • 周波数(SSID)を変える
  • 再起動する

home5Gを電波の通りやすい場所に置く

ドコモhome5Gの速度が遅いときは、電波が障害物に遮られているかもしれません。ドコモhome5Gを電波が通りやすい場所に置くことで対応しましょう。電波が通りやすいのは次のような場所です。

  • 窓際に置く
  • 高いところに置く
  • 水場を避ける
  • 家電から遠ざける
  • よく使う機器の近くに置く

窓際に置く

窓際に置くと「基地局」からの電波がドコモhome5Gに入りやすくなります。

基地局とは電波を発する施設のことで、インターネットなどのデータを電波として我々の家へと届けてくれます。

これはhome5Gが電波をうまく受信できないときに、接続状況を良くするために行うものです。そもそもhome5Gが電波を受信できなければ使うことはできないので、最初に意識するべきポイントになります。

高いところに置く

高いところに置くと、家庭内の機器にWi-Fiが届きやすくなります。 電波は床で反射したり、障害物で減衰(弱くなる)したりするので、なるべく障害物のない高いところに置くのがオススメです。

home5Gを床に置いている人や埋もれさせている人は、なるべく高いところに置いてあげて、home5Gに電波の通り道を作ってあげましょう。

home5Gも人と同じで埋もれてたら苦しいんです。

水場を避ける

水は電波を吸収してしまうので、水場は避けて置いてください。home5Gを水の近くに置いてしまうと電波が水に吸収され、機器へと電波が届かなくなります。

キッチンやお風呂に置くことはないと思いますが、水槽なども近くにないかを注意しておきましょう。

家電から遠ざける

一部の家電からはhome5Gと同じ周波数の電波が発せられるため、家電の近くに置くと電波干渉が起こる可能性があります。

home5GのWi-Fi周波数は2.4GHzと5.0GHzから選択可能です。そのうち、2.4GHzが多くの家電で利用される周波数でもあります。

特に電波干渉が起こりやすい家電は電子レンジです。電子レンジの利用中は非常に強い2.4GHzの周波数が発せられるので、近くで利用している場合は通信が乱れてしまうことがあります。

電子レンジの近くでは利用しないようにしましょう。

広い家はよく使う機器の近くに置く

ドコモhome5Gは使用する機器と近い方が電波強度が強くなります。2階建てなどの広い家に住んでいる方は、ドコモhome5Gと機器を近づけてみましょう。

戸建ての1階と2階で通信をすると、home5Gと機器の間に天井や壁などの障害物が多くなるので、電波は大きく減衰(弱くなる)してしまいます。

中継機で繋ぐという作戦もありますが、逆に電波が不安定になることもあるので、できるだけhome5Gだけで対応すべきです。幸い、ドコモhome5Gはコンセントに挿すだけで使うことができるので、時と場合によって設置場所を変えられます。

home5Gと機器はなるべく近づけて使いましょう!

SSID(周波数)を変える

ドコモhome5GはSSID(周波数)を「HR01a(2.4GHz)」と「HR01b(5.0GHz)」の2つから選択できます。遅いと感じたときは、もう一方のSSID(周波数)に変更してみましょう。

SSIDの変更は、スマホなどのWi-Fiを利用する端末のWi-Fi設定画面から行います。Wi-Fiの設定画面を開くと、利用できるWi-FiのSSIDが表示されるので、接続していない方のSSIDを選択してください。

自分のhome5GのSSIDは、home5Gの裏面で確認できます。home5Gが初期設定のままなら、HR01aから始まる方が2.4GHzで、HR01bから始まる方が5.0GHzです。

それそれの周波数の特徴は次のとおりです。

2.4GHz
5.0GHz
  • 速度が落ちる
  • 障害物に強いため遠くまで届く
  • 電波干渉が多く不安定になりやすい
  • 速度が速い
  • 障害物に弱いため近くまでしか届かない
  • 電波干渉が少なく安定しやすい

基本的には、ドコモhome5Gの近くなら5.0GHz、遠くなら2.4GHzを使うといいでしょう。

再起動する

適切な置き場所に置いても速度が改善しないときは、ドコモhome5Gを再起動してみましょう。そんなことかと思われるかもしれませんが、再起動は意外と理にかなっています。

ドコモhome5Gは起動時に、1番空いているWi-Fiのチャンネルを見つけて、そのチャンネルに自動で接続します

Wi-Fiのチャンネルとは、通信の際に使う周波数帯ごとの部屋のことで、チャネルと呼ばれることもあります。ドコモhome5Gでは、2.4GHzと5.0GHzの周波数帯が使用でき、その周波数の中でさらにチャンネルが1ch、2ch…と別れています。

ドコモhome5Gが自動で常に1番空いているチャンネルを選択してくれると嬉しいのですが、残念ながらドコモhome5Gがチャンネルを自動選択するのは起動時のみです。時間がたてば、チャンネルの利用状況も当然変わってきます。

そこで「回線が混んできたな」と感じたころに再起動し、1番空いているチャンネルに接続してもらうことで、ネットを快適に使おうというわけです。

大体の不調は再起動で解決します。

再起動のやり方

再起動は本体背面の「REBOOT」ボタンを押すだけで行えます。

再起動は詳細設定画面からも行えます。手順は次のとおりです。

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「端末設定」を開く
  5. 「再起動」を開く
  6. 「今すぐ再起動」の「再起動」ボタンを押す

詳細設定画面を初めて開くときは初回ログインパスワードが必要になります。

「初回ログインパスワード」は端末裏面に記載してあるのでそれを使いましょう。その後、パスワード変更を行えば、詳細設定ができるようになります。

ドコモhome5Gの速度改善方法【優先度中】

優先度が高い策を実行しても速度が改善されなかった場合は、次の2つの方法を試してみてください。

  • 有線接続に変える
  • 4G回線に固定する

有線接続に変える

家庭内や隣人が利用するWi-Fiからの電波干渉には、有線接続も有効です。Wi-Fi利用だと、決まった通り道のない空間を電波が移動することになるので、電波のぶつかり合いが起こり遅延が発生します。

例えるなら、Wi-Fi接続は公園で子どもたちが走り回っているようなものです。人があまりいない状態ならたくさん走り回れますが、人が増えると歩かなければぶつかってしまいます。

その点、有線接続ならケーブルに守られて電波を送受信するので、電波干渉の影響が少なく安定した通信が可能です。有線接続を例えると、道路を走る車のようなものです。決められた道を走行するので、他の人とぶつかることはほとんどありません。

ただ残念な点ですが、home5G(HR01)は有線接続は1台までしかできません。特に通信を安定させたいものを有線接続にするという手段が有力です。

スイッチングハブを使用すれば複数台有線接続をすることも可能です。

4G回線に固定する

ドコモhome5Gで4Gと5Gがすぐ切り替わってしまう人は、4G回線に固定すると通信が安定するかもしれません。5Gエリアにギリギリ入っている人は、5Gの電波が弱く、安定して接続できないことがあります。

不安定な5Gよりも安定した4Gの方が速いので、5Gが安定しない人は4Gに接続するようにしましょう。4G回線に固定する方法は次のとおりです。

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「モバイルネットワーク設定」を開く
  5. 「ネットワーク設定」を開く
  6. 「ネットワークモード」を開き「4G」を選択する

詳細設定画面を初めて開くときは初回ログインパスワードが必要になります。

「初回ログインパスワード」は端末裏面に記載してあるのでそれを使いましょう。その後、パスワード変更を行えば、詳細設定ができるようになります。

ドコモhome5Gの速度改善方法【優先度低】

ここまでの対策を行っても速度が改善されなかった場合、次の策を検討してください。

  • チャンネルを変える
  • ドコモレピータを使用する

チャンネルを変える

いろいろな策を試しても改善しなかったときにはチャンネルの切り替えをしてみると、速度が改善するかもしれません。

チャンネルの切り替えはドコモhome5Gの詳細設定より行います。具体的な方法は次のとおりです。

詳細設定画面を初めて開くときは初回ログインパスワードが必要になります。

「初回ログインパスワード」は端末裏面に記載してあるのでそれを使いましょう。その後、パスワード変更を行えば、詳細設定ができるようになります。

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「Wi-Fi設定」を開く
  5. 「詳細設定」を開く
  6. 「Wi-Fiチャネル」から任意のチャネルを選択する

home5Gは起動時にチャンネルが自動で設定されます。基本的にチャンネルは自動選択されたものが1番速いので、チャンネルの手動変更はどうにもならなかった時の手段だと考えておいてください。

チャンネル変更は最後の手段!

ドコモレピータを使用する

そもそもhome5Gが電波をうまく受信できていない場合には、ドコモレピータを導入すると改善されるかもしれません。

ドコモ/屋内の電波改善装置のご案内

ドコモレピータとは、ドコモが無料で貸出を行なっている「基地局からの電波を増幅し、通信状況を改善する機械」のことです。

ドコモレピータを使うことで、電波が弱い地域や場所でもドコモの電波を利用できるようになります。以下のページの「電波状況」タブから問い合わせをして、電波状況に応じてドコモレピータなどの案内を受けてください。

>>電波状況お問い合わせ

貸与されたドコモレピータでも速度が改善しない時には、さらに大きな機械を窓の外に取り付けてくれることもあるようです。

ドコモレピータで速度が改善しなくても、その機械を付けることで改善したという人もいます。今まさに電波状況が悪い人は、諦めずにいろいろなことを試してみましょう!

ただ、本体は無料で貸し出されますが、電気料金はもちろん自己負担なのでそこは注意ですね。

【注意】ドコモhome5Gの詳細設定は基本いじらない

ドコモhome5Gの詳細設定は、間違った設定をしてしまうと速度が遅くなるだけでなく、インターネットに接続できなくなってしまいます。ネットワークに自信がない方は、むやみに詳細設定を変更するのはやめましょう。

今回紹介した「4Gに固定」と「チャンネルの変更」を行う際は、間違えて他の設定を変更しないように慎重に行ってください。「4Gに固定」と「チャンネルの変更」で逆に遅くなった場合には、元の設定に戻してください。

設定を変更する場合はバックアップを取る

詳細設定から設定を変更する場合には、元の設定のバックアップを取っておくことをオススメします。バックアップを取っておけば、詳細設定画面から元の設定に戻すことができます。

バックアップの取り方と元の設定の復元方法は次のとおりです。

バックアップ

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「端末設定」を開く
  5. 「バックアップとリストア」を開く
  6. 「バックアップ」を押して「ダウンロード」を押す

リストア(復元)

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「端末設定」を開く
  5. 「バックアップとリストア」を開く
  6. 「リストア設定」の「ファイルを選択」からバックアップファイルを選択する
  7. 「リストア」を押し、「OK」を押す

どうしようもなくなった場合はオールリセット

バックアップを取らずに設定を変更してしまい、戻し方も分からなくなってしまった場合は、本体裏面のリセットボタンか詳細設定の「オールリセット」から設定をリセットしましょう。

オールリセットをするとドコモhome5Gが工場出荷時の状態に戻ります。オールリセットは次の手順で行います。

home5Gの設定をリセットしても、ドコモnanoUIMカードに登録された内容は初期化されず、設定内容のみ初期化されるので安心してください。

詳細設定からリセットする場合

  1. 端末裏面の詳細設定用QRコードを読み取る
  2. パスワードを入力しログインする
  3. 左上の3本線から「設定」を開く
  4. 「端末設定」を開く
  5. 「オールリセット」を開く
  6. 「オールリセット」を押し、「OK」を押す

本体裏面のリセットボタンからリセットする場合

  1. 本体の電源が入った状態で先の細いものをリセットボタンの穴に差し込む
  2. リセットボタンを10秒以上押す

リセットボタンは本体裏面にあります。画像の赤で囲まれている穴です。

ドコモhome5Gの速度改善のポイントは障害物をなくすこと

ドコモhome5Gの速度改善方法を紹介しましたが、これらの策は「home5Gのまわりから障害物を無くす」ことを意識しています。これはhome5Gが送受信する「電波の通り道」を空けてあげるために行います。

本来、電波は宇宙のような何もない無重力空間であれば、弱くなることなくまっすぐ進み続けます。しかし、日常生活を送っていると、世界にはたくさんの物質が存在します。

電波がそれらの物質を通過すると、少しずつ減衰(弱くなる)してしまうので、なるべく電波を減衰させることなく届けるために障害物を無くすことが重要なんです。

障害物は電波を弱くしてしまいます。

ドコモhome5Gの通信速度が遅くなる原因

ドコモhome5Gの通信速度が遅くなる原因としては主に次の3つが考えられます。

  • ドコモhome5Gと機器の間に障害物がある
  • 家の中に電波干渉が多い
  • 基地局からの電波が届きづらい

ドコモhome5Gと機器の間に障害物がある

ドコモhome5Gと機器の間に障害物がある場合、通信速度は遅くなってしまいます。障害物は例えば、壁、天井、家具や水など、さまざまなものが考えられます。

電波は壁を通過すると減衰(弱くなる)してしまうので、ドコモhome5Gと機器が別の部屋にある場合には電波は届きづらいです。また、水に関しては電波を吸収してしまうので、壁などの固形に比べて電波に与える影響が大きいです。

ドコモhome5Gと機器の間にものがなければ電波がスムーズに通れるので、ドコモhome5Gが遅いと悩んでいる人は意識してみましょう。

家の中に電波干渉が多すぎる

次に考えられるのは、家の中に「干渉してくる電波」が多すぎることです。どんなに置き場所に配慮しても、家全体に電波が蔓延していたら、どこに置いても電波が干渉してしまいます。

家の中で電波干渉が多い原因については、隣人のWi-Fiが干渉している場合家庭内の機器が干渉している場合が考えられます。家庭内の機器なら自分で対応できますが、隣人のWi-Fi干渉は、家庭内の電波干渉よりも対策が難しいです。

基地局からの電波が届きづらい

3つ目に考えられるのは、基地局からの電波がそもそも届きづらいことです。この場合だと、そもそも家まで電波が届いていないので、置き場所や接続方法を工夫したところで意味がありません。

基地局からの電波が届きづらい原因として考えられるのは、基地局から遠い場合障害となる建物が多い場合です。これに関しては実際に使ってみるまで分からないことも多いので、使ってから気づくことが多くなります。

速度改善策でドコモhome5Gを快適に使おう

まとめ

ドコモhome5Gの速度改善方法を優先度順にお伝えしました。速度改善には、まず置き場所が大事です。具体的な置き場所は5つです。

  • 窓際に置く
  • 高いところに置く
  • 水場を避ける
  • 家電から遠ざける
  • よく使う機器の近くに置く

置き場所を改善しても速度が改善しなかったときには、別の方法で対処する必要があります。本記事では次の速度改善方法を紹介しました。

優先度高・home5Gを電波の通りやすい場所に置く
・再起動をする
・SSID(周波数)の変更
優先度中・有線接続に変える
・4G回線に固定する
優先度低・チャンネルを変える
・ドコモレピータを使用する

優先度の高いものから実行し、速度の改善を図りましょう。ドコモレピータでも改善しない場合には、家の外に電波を増幅する機械を付けてくれることもあるので、下記のお問い合わせへ一度連絡してみましょう。

>>電波状況お問い合わせ

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